11. ヨシュア記1-11章「主は救い」
事前課題
ヨシュア記1-11章を読む。
アウトライン
1. イントロ:ヨシュア記1:6
「強くあれ。雄々しくあれ。あなたはわたしが父祖たちに与えると誓った地を、この民に受け継がせなければならないからだ。」
- モーセ五書が、キリストの福音の中身を指し示しているならば、ヨシュア記は信仰によって福音を自分のものにするという歴史を描いている。
- モーセが、イスラエルの民を約束の地に導いたが、古い世代は荒野で滅び、モーセ自身も約束の地に入れなかった。律法は、キリストに導くまでの家庭教師であるとガラテヤ書に書いてある。新しい世代がヨシュアの指揮の下、入った。
- ヨシュアは「主は救い」という意味で、そのギリシア語が「イエス」である。つまり、ヨシュアはイエスを指し示しており、律法の下にいたイスラエル人を、信仰によって約束のものを手にする姿となっている。
2. どういう形で、キリストにあって約束のものを手にするか?
- ①御霊による
- ガラ3:14それは、アブラハムへの祝福がキリスト・イエスによって異邦人に及び、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるようになるためでした。
- 信仰によって約束のものを手にするが、御霊の力によって手にする。
- エジプト=この世
- 荒野の旅=救われているが、キリストの幼子、肉に属している(Ⅰコリ3:1)
- カナンの地=御霊による解放(ロマ8:2)
- ガラ3:14それは、アブラハムへの祝福がキリスト・イエスによって異邦人に及び、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるようになるためでした。
- ②主の再臨による
- エペ1:10-11a 時が満ちて計画が実行に移され、天にあるものも地にあるものも、一切のものが、キリストにあって、一つに集められることです。またキリストにあって、私たちは御国を受け継ぐ者となりました。
- エジプト=この世
- 荒野の旅=地上における、信仰者の歩み
- カナンの地=地上における神の国
- エペ1:10-11a 時が満ちて計画が実行に移され、天にあるものも地にあるものも、一切のものが、キリストにあって、一つに集められることです。またキリストにあって、私たちは御国を受け継ぐ者となりました。
3. ヨシュア記の構成
- ① 約束の地への侵入(1-5章)
- ② 約束の地の征服(6-12章)
- ③ 約束の地の相続(13-24章)
① 約束の地への侵入(1-5章)
- 1)モーセからヨシュアに、民の、主への恐れが移った。
- 2)紅海を渡った時にエジプトからの救いがあったが、
- ヨルダン川を渡った時に、「エジプトの生活の死」があった。
- カデシュ・バルネアで放浪が決まったのは、「エジプトに戻る」
- と言った時。戻ろうと思えば戻れた。奴隷にはなるが、アナク人
- に殺されることはない。
- ヨルダン川の渡河は、「もう後に戻れない」こと。
- 肉に死ぬ。そして主に戦っていただくという信仰しかない。
- 「あなたがたもキリスト・イエスにあって、自分は罪に対して死んだ者であり、神に対して生きている者だと、認めなさい。」(ロマ6:11)
- 割礼を受けた=心の包皮を取り除いた
- 糧食を食べる=マナという神の言葉から、御霊の実を結ぶ生活。
- ヨルダン川を渡った時に、「エジプトの生活の死」があった。
- 3)神の箱が常にある=主の御座のご臨在が共にある
- ヨルダン川を渡河する時
- エリコの周囲を巡る時も
- 4)ラハブというイエスの母
- アブラハムを祝福する者は祝福されるという約束
- イスラエルの神を恐れた
- 滅びから救われる、そのしるしは「赤い紐」(キリストの血)
- なんとカナン人の、しかも遊女の血がイエスの中になった。
- (異邦人の救い、恵みによる救い)
② 約束の地の征服(6-12章)
- 1)エリコの陥落=世の滅び
- 七日に一周ずつ、七日目に七週
- =黙示録における患難(七つの封印、七つのラッパ、七つの鉢)
- イスラエル軍の戦闘に、角笛と契約の箱
- =主が再臨される時に、御使いの声と神のラッパがある。
- (黙示録にも、天にある聖所、神の箱の幻がある)
- 聖絶=神が世にある罪や不法を滅ぼされる
- 2)アカンの例=神の民の罪
- 神の家から裁きがある(Ⅰペテロ4:17)
- 一人の罪は、教会全体の罪として影響を与える
- 罪を取り除く必要(Ⅰコリ5)
- アイの失敗には、アカンの罪の影響がある。
- 3)シェケムでの律法朗読:アブラハムの約束に戻る。
- 律法による支配。
- 律法による支配。
- 4)ギブオン人の計略:主に信頼しないことへの束縛。
- 神の恵み(ギブオン人の神殿での酷使)
- 神の恵み(ギブオン人の神殿での酷使)
- 5)敵の一斉攻撃、集結:まず南の王たち、次に北の王たち
- 南の王たち、五人の王たちが一つになって戦う
- それから、他の王たちも倒れる。一気に征服。
- 北は、ハツォルの王を中心に集まる。馬の筋、火に焼かれる戦車。
③ 約束の地の相続(13-24章)
- 11:16以降でまとめ
- 1)原則は、ファラオの時と同じ(11:20)
- 終わりの日にも、神は世界からの軍隊を集結させ、一気に滅ぼす
- (黙示16,19章)
- 2)モーセと同じように、主の命じられていることをことごとく行う。
- 3)「そして、その地に戦争はやんだ」私たちは信仰にあって戦う者たち!
- 世の終わりまで続く。
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